2022/08/26 16:00


昨今の環境意識の高まりから、オーガニック製品や、それを選択する方が増えていますね。Pucceleでも根強い人気を誇る素材が「オーガニックコットン」です。しかし、聞いたことはあっても説明できないという方も多い素材なのではないでしょうか。

第8回Puccele JOURNALではそんなオーガニックコットンについて深堀りしていきます。

まず、オーガニックコットンというのは、約3年間にわたり化学肥料や農薬を使用しないなど、様々な条件をクリアし、認証機関に認められた有機栽培の綿だけが持つ称号です。ではなぜオーガニックコットンが注目されているのか?ということですが、それをお話しするには綿花栽培の現状をお話しする必要があります。
通常の綿花栽培には多くの水や広大な土地などの豊かな自然を要します。WWFによると通常の綿花を使用して一枚のTシャツを作るのに必要な水の量は2700リットルだそうです。びっくりですよね。これは、近隣河川の汚染や水位の低下を招きかねない量です。また、虫の付きやすい綿花を安くたくさん生産するには、大量の化学肥料や農薬を使用する必要があります。直接口に入れる作物ではないこともあり、その量は他の作物に比べても膨大です。その地域の生態系にも影響し、環境破壊が問題視されています。
また、綿花栽培の労働環境は長年にわたり問題視され、取り上げられています。栽培地では、児童労働や強制労働を未だ根絶できておらず、過酷な労働環境下の中で働いても不当な賃金しか与えられない人々がいることや、教育の機会を逃している子供たちがいることも事実です。大量に散布された農薬を吸い込むことなどによる健康被害も深刻です。そういった現状に対し、改善の努力をしている事実はありますが、自然環境にも労働環境にも大きな影響を与えていることもまた事実なのです。

綿花栽培を国内で行っているところはごく僅かなのであまりピンと来ない方も多いかと思いますが、このように綿花栽培の現場では多くの問題を抱えています。こういった多くの課題を解決する手立てになるのがオーガニックコットンなのです。
化学肥料や農薬を使用しないので、それに起因する環境汚染や労働者の健康被害も起きません。また、オーガニックコットンの栽培は、その多くを雨水などに頼ることが多く、通常の一割未満の水で栽培されているというデータもあるようです。更にはオーガニックコットンの認証を受けるには、労働条件の項目もあります。児童労働は行われていないか、不当な賃金で働かされていないか、遺伝子組み換えはされていないか、など多くの項目を第三者機関が審査を行い、それに通ったものだけがオーガニックコットンと呼ばれているのです。
つまり、オーガニックコットンは、非常にクリアな生産背景のもとで、その称号を得ているのです。

では、オーガニックコットンは普通のコットンと風合いや安全性は違うのか?という点ですが、どちらもほとんど相違ないと言って差し支えありません。通常の栽培方法を用いたコットンも製品の状態では残留農薬は極めて少なく、一般的に安全性に問題はないと言われています。お客様の中には「オーガニックコットンでないと肌が荒れてしまう」とおっしゃる方もいらっしゃるので、敏感な方だと違いを感じるのかもしれません。

オーガニックコットンを選ぶことによるデメリットは?という点も知っておきたいところですが、通常の綿より明らかに劣っている性質はありません。一つ挙げるとすれば、フェアトレードが行われているので通常の綿製品よりは多少価格が上がる傾向にあります。しかし通常の綿は「払われるべきお金が払われるべき人に払われていないからその分安価」という場合もあるので、この辺りは考え方にもよるところかもしれません。また、通常のコットンに挙げられる、縮みやすかったり毛羽立ちやすい点はオーガニックコットンにも同様にあります。

あなたがオーガニックコットンを選択することで、きっと救われる自然や人々がいることでしょう。Pucceleでは、オーガニックコットン製品でも、著しく値段が跳ね上がることがないよう努めています。ここからはオーガニックコットンの商品をご紹介します。今回ご紹介する商品はすべて身生地部分オーガニックコットン100%の商品で、厚すぎず薄すぎず、一年を通してご着用頂けるものばかりです。

まずは大人気のオーガニックコットンリラックスショーツ。すっぽりと包み込むような着用感で、縫製糸も綿を使用した商品なのでお肌が敏感な方におすすめな、リピーターの方も多い商品です。

次はロングセラーのオーガニックコットンシリーズ。ノースリーブ、ハーフトップ、フレンチスリーブ、フルバックショーツ、サニタリーショーツの全5型をラインナップしております。ふんわり柔らかな風合いで夏場の汗ばむ肌にも冬場の乾燥したお肌にも寄り添ってくれます。ノースリーブのストラップ部分以外のレース使用箇所は、身生地の上に乗るように縫製されているので、お肌にレースが当たりにくい仕様になっています。

最後はオーガニックコットンフライスノンレースショーツオーガニックコットンレーシーショーツの2型です。どちらもフライス編みと呼ばれる、横方向に非常に伸びのいい滑らかな触り心地の同じ生地を使用しているので、綿100%とは思えないくらいフィット感に優れています。ノンレースショーツは背中に接ぎを入れることで脇接ぎをなくしました。レーシーショーツは、クロッチ部分を袋縫いにすることで縫製の違和感や締め付けをなくしました。それぞれお悩みに合わせてお選びください。

綿は非常に優れた素材ですが、同時に多くの課題が残ります。人権問題や温暖化、気になるトピックはあってもどう行動に移したら良いのかわからないという方も、まずは普段使っているものを、オーガニックコットンなど、配慮したものにしてみるのはいかがでしょうか。

Pucceleでは地球や作り手を守り続けるために、オーガニックコットンに限らず、サステナブルなものづくりを模索し、今後も積極的に採用していきます。

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