2023/08/18 16:00
皆さんは就寝中もエアコンをつけていますか?気温にもよるでしょうが、こうも熱帯夜が続くと多くの方がつけているのではないでしょうか。
健康のためには、熱帯夜や、湿度が高く体感温度が高くなってしまう季節はつけたまま寝るのがおすすめです。睡眠中に温度変化に対応できず、眠ったまま熱中症になってしまっては大変危険だからです。
しかし、エアコンで冷やされた部屋で過ごすことも、時として体調を崩すきっかけになりかねません。
頭が痛い、喉が痛い、寝た気がしない、お腹を壊した、肩がこる、むくみが取れない。そんな悩みを感じたことはありますか?それらはエアコンによって引き起こされたものかもしれません。
エアコンはこの暑さの中必須ですが、上手に付き合わないと体調を崩しやすいのも事実。主にエアコンの風が直撃したり、外気温との温度差があり過ぎたり、汗がエアコンで冷やされてしまったりといったことが原因です。睡眠中に冷えると眠りが浅くなってしまい、二次的・三次的な体調不良も起きやすくなってしまいます。他にもエアコンをつけると寒いのに消すと暑くて寝られない、なんて経験はありませんか?
今回は、そんな夏のよくあるトラブルの一つとして、就寝中のエアコンによる冷えと、その対策についてお話していきます。
以前のJOURNALでもお伝えしましたが、最初にお伝えするのは、「下着を変えるだけでは冷え性は治らない」ということです。元も子もないようなことを言いますが、冷え性は冷えている部分を外から温めるだけでは根本的な解決にはなりません。食生活の改善や適度な運動、生活リズムを直しながら正しく体を温めることでゆっくり時間をかけて解消されていくものです。とはいえ下着を変えることで体を温める手助けをしたり、冷え性が原因の体調悪化を防ぐことは可能ですので、今回のJOURNALが冷えに悩む方の道しるべになればと思います。
1つ目の対策としては、エアコンの設定です。そこまで暑すぎない日であればタイマー設定にしたり、除湿設定も体感温度を下げつつ冷えすぎることが無いので快適です。風量を調節したり、体に直接風が当たらないように配置や設定することで、冷えだけでなくお肌や喉の乾燥も対策しましょう。
2つ目はしっかりと体を覆う恰好をすること。暑い日はついついノースリーブやショートパンツなどの部屋着に手が伸びがちの方も多いかと思いますが、実はあまりおすすめではありません。冷えやすい方には薄手の七分袖などがおすすめです。汗をしっかり吸ってくれる上、体温を逃しにくいからです。シルクなどの素材であれば、薄手で滑りやすいので寝返りも打ちやすく、吸放湿性にも優れた素材なので蒸れずにさっぱりと着られます。
3つ目は効率的に内側から温めること。夏の冷えは“暑いのに冷える”という大きな特徴があります。なので、冷えたからと言って何枚も着こんだり靴下を履くのは難しいですよね。ではどうやって冷えた体を温めるのか?ということですが、大切な器官の集まるお腹や、太い血管のある首・手首・足首をピンポイントに温めることで効率的に体を温めることができます。靴下をはくのはNGで、つま先は覆ってしまうと寝つきが悪くなるのでレッグウォーマーがおすすめです。4か所全てではなく、気になる部分の着用だけでも効果を実感できると思います。素材も薄手で通気性が良いシルクやレーヨン、サマーウールなどの素材であれば快適に温めることができますよ。
また、こういった腹巻やレッグ・ネックウォーマーだけでなく、入浴も重要です。暑い日は億劫に感じる方も多いかもしれませんが、湯船に浸かることで血行促進し、自律神経が整います。また、入浴で深部体温が上がるとそのあと眠りにつきやすくなります。
家族やパートナーと同じ部屋で寝ている方には、相手に合わせた気温で寒すぎる/暑すぎると感じている方も多いようです。そういった場合も、体感温度は人によって異なるので我慢は禁物です。空調設定は暑がりの人に合わせ、寒がりの人は寝具や着衣で調整するとお互いが寝やすくなりますよ。
いかがでしたか?悩まれる方も多い問題ですが、力になれていればと思います。お腹が冷えやすい方にはシルク腹巻、腰回りが冷えやすい方には腹巻付きオーバーパンツや綿素材やシルク、シルク混針抜きのキュロットペチコートやフレアパンツもおすすめです。シルクやシルク混針抜きのインナー類を着用の上、インナーをウエストINすればお腹まわりを冷えから守れます。フレンチスリーブのインナーなども、お布団から出てしまいがちな肩まで覆うので、冷えやすい箇所に合わせてチョイスしてみてくださいね。
今回は夏場の就寝時のクーラー対策という、かなり絞った内容でしたが、参考になっていれば嬉しいです。
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